医療法人社団 新生会 南東北第二病院

ワンポイントリハビリ メタボ予防としての運動は意外と楽

 

先ずはメタボの復習~メタボはなぜ危険なのか?~

日本人の三大死因は、がん、心臓病、脳卒中ですが、そのうち心臓病と脳卒中は、動脈硬化が要因となる病気です。メタボになると、糖尿病、高血圧症、高脂血症の一歩手前の段階でも、これらが内臓脂肪型肥満をベースに複数重なることによって、動脈硬化を進行させ、ひいては心臓病や脳卒中といった命にかかわる病気を急速に招きます。

メタボを予防・改善するためには?

有酸素運動は食後の中性脂肪値を下げるため、予防・改善に有効とされています。更に重要なのは、運動を習慣化するという事です。……とは言っても、続けるのって大変ですよね。ある調査によると、運動習慣者は3割にも満たないそうです。というのも、ジョギングや散歩などはある程度の時間を要する為、時間が割けないなどの影響もあり習慣化が難しいのが現状です。

時間が無いと諦めているあなたに朗報です!!!!

連続30分のサイクリング運動と、1回当り3分のサイクリング運動を10回、1日を通し(計30分)行った運動を比較すると、食後の中性脂肪値の上昇抑制効果は同等であったとの研究報告があります。

つまり、長時間を割いて運動をしなくても、日常生活で短時間の運動を行う事、あるいは生活の中で身体活動水準を高める事でメタボや脂質異常症の予防に有効だという事です。更には運動だけでなく、テレビの視聴時間や座っている時間がメタボ等と関連していると指摘されています。

そのため運動が苦手だ、運動が続かないという方は、先ず座っている時間を短くしたり、普段掃除をしないところを掃除してみたり、日々の活動性を高める事から始めてみましょう。

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