医療法人社団 新生会 南東北第二病院

ワンポイントリハビリ 嚥下機能を維持して誤嚥性肺炎を防ごう!

みなさんは「誤嚥性肺炎」という病気を聞いたことがありますか?

この病気は日本人の死因の中で上位を占めていると言われています。

今回は、この病気の原因や、予防に期待されている運動をご紹介します!図1

誤嚥性肺炎とは??

・誤嚥(ごえん)とは、食べ物や飲み物の一部あるいは全部が気道に入ってしまうことを指し、誤嚥で起こる肺炎を誤嚥性肺炎と言います。

・高齢になると、舌の運動機能が低下する、咀嚼(そしゃく)能力が低下する、唾液の分泌が低下する、咽頭への食べ物の送り込みが遅くなるなどの機能的変化により、嚥下機能障害を引き起こします。

・その結果として、飲み込む力が低下し食べたものが気管に入り、ムセたり誤嚥を起こしやすくなります。

・嚥下機能が低下すると、誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなり死亡率が高まることばかりでなく、飲食ができないことによる”食べる楽しみ”を失ってしまうというQOL(Quality Of Life:クオリティオブライフ=生活の質)の低下を引き起こします。

嚥下機能を維持・向上するための運動

嚥下機能を維持し、誤嚥性肺炎を防ぐための運動の一環として嚥下体操をご紹介します。
嚥下に関わる首や肩、胸郭、口腔器官の運動を行い、嚥下を行いやすくするための体操です。是非お食事前の習慣として、毎日の生活に取り入れてはいかがでしょうか!

図2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Return Top