医療法人社団 新生会 南東北第二病院

熱中症について

熱中症とは
「熱中症」とは、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分が失われ、体温調節ができなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、重症になると死亡することもあります。
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熱中症の症状
めまい・立ちくらみ・手足のしびれ・筋肉のこむら返り・気分が悪い・頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感・いつもと様子が違うなど

重症になると↓

・返事がおかしい・意識消失

・けいれん・体が熱いなど

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熱中症が疑われる人を見かけたら
①涼しい場所へ
エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる
②体を冷やす
衣服をゆるめ、体を冷やす
(特に、首の回り、脇の下、足の付け根など)
③水分補給
水分・塩分を補給する2017062903

自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう!

熱中症を予防するには
暑さを避ける!!
○室内では…
・扇風機やエアコンで温度を調節する
・遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用する
・室温をこまめに確認する2017062904

○外出時には…
・日傘や帽子を着用する
・日陰を利用したり、こまめに休憩をとる
・天気の良い日は、日中の外出をできるだけ控える

○体の蓄熱を避けるために…
・通気性の良い、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
・保冷材、氷、冷たいタオルなどで、体を冷やす

○こまめに水分を補給する
・室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分を補給する

注意することは
○暑さの感じ方は、人によって異なります
・その日の体調や暑さに対する慣れなどが影響します。体調の変化に気をつけましょう。
○高齢者や子供、障がい者・障がい児は特に注意が必要です
・熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対する体の調整機能も低下しているので、注意が必要です。
・子供は体温の調節能力がまだ十分に発達していないので、気を配る必要があります。
・のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分を補給しましょう。暑さを感じなくても室温や外気温を測定し、扇風機やエアコンを使って温度調整するように心がけましょう。

○節電を意識するあまり、熱中症予防を忘れないように注意しましょう
気温や湿度の高い日には、無理な節電はせず、適度に扇風機やエアコンを使いましょう。2017062905

参考 厚生労働省ホームページ)

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