医療法人社団 新生会 南東北第二病院

ワンポイントリハビリ 骨盤底筋を鍛えよう

こんな症状はありませんか!?図1
・トイレに行こうとして、間に合わなくて失敗してしまう・・・
・咳をしたら漏れてしまった・・・
・トイレの回数が多い・・・  など

それはもしかして骨盤底筋群の筋力低下が原因かもしれません。
 
 
原因は?

加齢によるものや妊娠・出産、肥満、骨盤内臓器の手術後などが挙げられます。

○骨盤底筋とは

骨盤を構成する恥骨・腸骨・坐骨の間で骨盤内臓器(子宮や膣・腸など)を底の部分で支えている小さい筋肉の集まりです。

 

○骨盤底筋の主な働き

・骨盤内にある臓器(子宮、膀胱、直腸など)を正しい位置に保つ

・体幹部の筋肉などと同時に収縮して腹圧を保つ

・排尿や排便のコントロールをする。

 

 

○骨盤底筋を鍛える方法図5

・寝て行う方法

①仰向けに寝て、両膝を立てます

②肛門や膣を5秒間程きゅっと締めて緩めます

③これを10回1セット行います

 

 

・椅子に座って行う方法図3

①椅子に座り、姿勢を正します

②肛門や膣を5秒間程きゅっと締めて緩めます

③これを10回1セット行います

 

 

・立って行う方法

①テーブルやキッチンなどに両手をついて軽くもたれます

②背筋を伸ばし、肛門や膣を5秒間程きゅっと締めて緩めます図4

③これを10回1セット行います

 

 

 

 

●注意点

※1人で立つことが出来ない方や不安定性がある方は仰向けか座って

行うようにしてみて下さい。

※回数や頻度などは無理のない範囲で体調の良い時に行ってみて下さい。

※手術後や何か疾患をお持ちの方などは医師に相談してから行って下さい。

 

参考資料

・骨盤底筋トレーニング指導の実際/泌尿器Care&Cure Uro-LoVolume      27Number5/717-722/2022

・特集 骨盤底筋と姿勢,股関節との関係/PTジャーナル/Vol.55/ No.6/JUN. 2021

・骨盤底筋群機能障害に対する評価とアプローチ/理学療法学/35 巻 (2008) 4 号/

・スリーウエルネス

・家庭の医学

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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