昨年(2021年度)の介護報酬改定にて、厚生労働省は
リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養の取組の連携・強化を一体的に
運用し、自立支援・重度化予防を進める方針を掲げました。
そこで、今回は「オーラルフレイル」という概念と健康について説明したいと思います。
○「オーラルフレイル」とは
噛む力が弱くなると食べ易いものばかり摂取してしまい、栄養が偏ってしまうため次第に低栄養状態となります。
低栄養状態となると、栄養素不足により心身機能が低下していき身体的虚弱状態へ移行するといった負の連鎖が始まります。
この負の連鎖のきっかけとなる口腔機能・栄養の低下のことを「オーラルフレイル」と呼びます。
○オーラルフレイル対策
①まずは、かかりつけ歯科医に相談してみましょう!(噛み合わせが悪くないか調べましょう)
②タンパク質を摂りましょう!(タンパク摂取量が少ないとフレイルのリスクが高くなります)
○健康寿命を伸ばすために
栄養」「運動」「社会参加」をバランス良く行うことで、要介護リスク低減につながると報告されています。この3つの柱を意識してみてください!
参考:日本歯科医師会-オーラルフレイルについてhttps://www.jda.or.jp/enlightenment/oral/about.html