頭痛は、多数の原因を持ち、よく見られる症状の一つです。
頭痛を引き起こす原因としては、ストレス、筋緊張、化学的不均衡、無呼吸症候群、栄養不足、薬の副作用、血管の機能不全、副鼻腔炎、腫瘍、その他に様々な要因があります。頭痛は基本的に2つのタイプに分けられます。
①血管性頭痛
血圧の上昇によって起こり、頭の内側からずきずきする痛みを伴うもの。(片頭痛)
②緊張性頭痛
軟部組織(皮膚、筋肉など)の短縮によって起こり、頭の外側をぎゅっと締め付けられたような痛みを伴うもの。
頭には感覚神経が存在しないため、頭痛の痛みは、感覚神経、血管、髄膜、筋腱骨複合体などが圧迫されて生じているとされています。そのため、血圧管理はもちろんのこと、首、肩周りの皮膚、筋肉等を柔らかくしていくことで頭痛も軽減してくると考えられます。
どのようなときに首回りの軟部組織に負担がかかるのか?
・顎を引いたままでコンピューターの作業をする
・頭を後ろに傾けて天井を見上げながらペンキ塗りをする
・頭を前に突き出した状態で自転車に乗る、長時間車を運転する
・ガムを噛む
などといった日常で普段行っていることが、頭と首の筋を緊張させる原因となっています。少しでも負担を減らすためには姿勢を少しずつ変えていく事が大切です。頭が体の前に出ている人は首回りの筋にストレスがかかりやすいのです。