医療法人社団 新生会 南東北第二病院

メタボリックシンドロームについて

メタボリックとは、「内臓脂肪の蓄積」を上流にもち、生活習慣病を複数多数発症した状態の事をメタボリックシンドロームと言います。

2016110501

メタボリックシンドロームの判断基準

メタボリックシンドロームの診断基準は、おへその位置で腹囲が男性なら85cm以上、女性なら90cm以上で残る高脂血症、高血圧、糖尿病のうち、2つ以上該当でメタボリックシンドロームと診断されます。

メタボリックシンドロームがなぜ危険か?

日本人の三大死因は、がん、心臓病、脳卒中ですが、そのうち心臓病と脳卒中は、動脈硬化が要因となる病気です。メタボリックシンドロームになると、糖尿病、高血圧症、高脂血症の一歩手前の段階でも、これらが内臓脂肪型肥満をベースに複数重なることによって、動脈硬化を進行させ、ひいては心臓病や脳卒中といった命にかかわる病気を急速に招きます。

肥満型のタイプ

内臓脂肪型肥満

2016110502 腹部の臓器の周りに脂肪がつき、逆に皮下脂肪は薄くなっています。 これが内臓脂肪でほうっておくと、生活習慣病や命にかかわる病気をまねき、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすと言われています。しかし、これは、皮下脂肪に比べますと、増えやすい脂肪ではありますが、また減りやすいという特徴もありますので、お腹周りが最近増えてきたという方は諦めないで、肥満の改善をする事が生活習慣病を予防する第一歩につながります。

皮下脂肪型肥満

2016110503 皮下脂肪型肥満の方の腹部になります。 こちらは、皮膚のすぐ下に脂肪がたまり、特に、お腹やおしり、太ももの皮下脂肪が厚いのが特徴で女性に多いタイプの肥満と言われています。こちらは、左の内臓脂肪に比べて増えにくく、そしてしかも、減りにくい脂肪といわれています。

 

これらは、自覚症状の現れにくい病気です。生活習慣病を早めに発見し早期治療をするために、定期的な健診を受ける事が大切です。

メタボリックシンドロームの予防・改善

1.運動  2.食生活・禁煙  3.クスリ

メタボリックシンドロームを予防・改善するためには、生活習慣を改善して、内臓脂肪を減らすこと。生活習慣をもち、食生活を改善し、禁煙を始めましょう。すでに治療が必要な方は、医師の指導により、薬が必要になることもあります。

提供元

社会医療法人 将道会

総合南東北病院

http://www.minamitohoku.jp/index.html

Return Top