転倒しないためにはどうしたらよいのか?それぞれの原因に対して対策を立てる必要があります。つまり転倒を予防するために内的要因(身体面など)に対しては筋力トレーニングやバランス運動など複合的な運動、服薬管理、外的要因(環境面など)に対しては環境整備(転倒しない環境づくり)などを行うことが必要となってきます。具体的な内容は以下の通りです。
身体面(内的要因)
ポイントはバランス運動を含んでいることです。簡単なものを例として挙げたのでご参照ください。
・立位での背伸び・踵挙げ
椅子等につかまり、3秒間×5セット
・立位でのバランス練習
左右片足をゆっくり前後へ10回×3セット
・立位では難しい方の為の座位でできる運動
片足を交互に、または両足を持ち上げる。各左右10回×3セット
環境面(外的要因)
住み慣れた家でも、転倒の原因となるものはたくさん存在します。そこで、環境整備をする際のポイントを挙げました。
・動線を確保する(移動する足元には物を置かない)
・視覚的にわかりやすくする(蛍光テ―プなど目印をつけ段差を目立たせる)
・足元を安定させる
これらのポイントに注意しながら屋内外の環境を整備すれば転倒予防に繋がります。
転倒を予防する事に対しては色々ありますが、まずは日頃の運動不足の解消・部屋の掃除などを行なってはいかがでしょうか。
資料提供
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター