医療法人社団 新生会 南東北第二病院

「フレイル予防」について

前回はフレイルについてがテーマでしたが、今回はその予防について話をしていきます。

 

『フレイル(虚弱)予防』の大切な3つのポイントは「栄養」・「運動」・「社会参加」になります。この3つのポイントはお互いに影響しあっていて、どれか1つだけをすればいいというものではありません。3つのポイントを上手くリンクさせて自分の生活サイクルに組み入れていくことが大切です。

 

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①   3食しっかりとりましょう

②   1日2回以上、主食・主菜・副菜を組み合わせて食べましょう

③   いろいろな食品を食べましょう

毎日の食事でたんぱく質(魚、肉、卵、大豆製品や牛乳、乳製品)を多く取るよう意識しましょう。

 

運動

身体活動は筋肉の発達だけでなく食欲や心の健康にも影響します。

ウォーキングやストレッチなどの運動だけでなく、ベッドの上で足を動かす運動や、椅子からの立ち座りを繰り返すことも筋力の向上につながります。日常生活や家事など(階段の上り下りや風呂掃除等)を行うことも運動につながるので、身体の状態に合わせて毎日継続して体を動かすことが大切です。

運動の強さは、心身の状態に合わせて 楽である~ややきつい の範囲内を目安に行いましょう

 

社会参加

特に社会参加の機会が低下するとフレイルの最初の入り口になりやすいことが分かってきました。趣味や地域の交流などで外出するなど、自分に合った活動を見つけましょう。

 

 

日本は男女とも平均寿命が延長し、世界トップクラスの長寿国ですが、これからはフレイルを予防して「元気に自立して日常生活を送ることができる健康寿命」を伸ばしていきましょう。

 

参考資料:厚生労働省 令和元年度食事摂取基準を活用した高齢者のフレイル予防事業

東京都医師会 パンフレット

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