医療法人社団 新生会 南東北第二病院

認知症予防体操~コグニサイズ第二弾~

以前もご紹介した、認知症予防に役立つコグニサイズの第二弾です。

以前の内容は、行ってみましたか?

行なった方は、現在も続けていますか?

本日は、コグニサイズの注意点、重要な10箇条を紹介します。

 

【注意点】

効果的に運動を行うためには、適切な強度が必要となります。目標心拍数をもとめ、運動の際に、ご自身で脈をとり適切な運動強度かを確認する必要があります。

①安静時心拍数の計測:10分程度安静後、1分間計測20180911_01

②最大心拍数の計算:207-(年齢×0.7)

③予備心拍数の計算:最大心拍数-安静時心拍数

目標心拍数の計算:0.6×予備心拍数+安静時心拍数(0.6は目標運動強度が6割の場合)

コグニサイズ10箇条

1条 無理はしないで徐々に行なう

いきなり難しい課題や負荷の強い運動は、転倒や心臓などへの負担が大きくなってしまいます。脈拍を計測し、強度が強すぎないかの確認や立った状態で難しい場合は、椅子などに座って行いましょう。

2条 ストレッチしてから開始する20180911_02

3条 水分を補給する

  4条 痛みが起きたら休息を取る

5条 トレーニング中の転倒に注意

ふらつきそうな時は、座って行ったり、手すりなどに掴まるなどして行いましょう。

6条 少しの時間でも毎日行なう

7条 「ややきつい」と感じるくらいの運動を行なう

目標心拍数を計算しながら、強度を調整しましょう。

8条 慣れてきたら次の課題にうつる

課題の内容を自分で考えることも、脳への刺激となります。

9条 トレーニング内容は複数の種目を行なう

 10条 継続がもっとも大切

運動は適切な強度で継続することが重要となります。今回、お示しした注意点・十箇条はより効果を出すために重要なポイントとなります。これらの点を意識して、無理の無い範囲で運動を継続しましょう。

次回は具体的な運動の内容について紹介できればと思います。

引用:国立長寿医療研究センター コグニサイズパンフレット

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