健康寿命を短くする原因の一つに「転倒による骨折」があります。高齢者の転倒は骨折に結びつきやすく、そのまま寝たきりにつながる恐れもあります。転倒を予防し、健康寿命をのばしましょう。
まずは、あなたの転倒リスク(危険性)をチェックしてみましょう!
① この1年間に転倒した
② 横断歩行を青信号の間に渡りきることができない
③ 1Kmぐらいを続けて歩くことができない
④ 片足で立ったまま靴下をはくことができない
⑤ 水でぬれたタオルや雑巾をきつく絞ることができない
⑥ この1年間に入院したことがある
⑦ 立ちくらみがすることがある
⑧ 今までに脳卒中を起こしたことがある
⑨ 今までに糖尿病と言われたことがある
⑩ 睡眠薬、降圧剤、精神安定剤を内服している
⑪ 日常、サンダルやスリッパをよく使う
⑫ 家の中でよくつまずいたり、すべったりする
⑬ (新聞や人の顔など)目があまりよく見えない
⑭ (会話など)耳があまりよく聞こえない
転倒に関する不安は大きい、あるいは転倒が怖くて外出を控えることがある
6個以上当てはまる方は、転倒のリスクが高いといわれています。当てはまる方は特に足の筋力を保ったり、体の柔軟性を保ったりして転ばない身体をつくること、住まいを転倒しにくい環境に整備すること、立って歩くまでの用具を適切に選ぶことなどが大切となりますので、見直してみましょう。
参考資料:理学療法士協会 理学療法ハンドブック シリーズ1 健康寿命 p8-11
厚生労働省 介護予防研修テキスト