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開院後のごあいさつ

 平成23年3月11日の東日本大震災から半年が経ちました。日本は筆舌に尽くしがたい甚大な被害を受けましたが、東日本そして福島県内の各地から復旧のニュースが聞こえて来るのは本当に喜ばしい限りです。
 私たち南東北新生病院も、7月11日の仮設での診療開始から3ヶ月が経過しました。おかげさまで入院患者さんの数も130人を越え、以前の約9割まで回復いたしました。私をはじめ職員一同、毎日の仕事に生きがいを感じながら一生懸命に頑張っております。
 さて、当院は現在仮設での診療ですが、2年後には新しい本格的な病院も建設されます。新しい「南東北新生病院」は、今までの亜急性期、慢性期医療の他に回復期リハビリテーションも診療の大きな柱に据える予定です。よりゆったりとした空間を確保し、入院された皆様全てが、安心して治療やリハビリテーションを受けられる環境を提供したいと考えております。また一方で、急性期の医療が必要となった場合には、地理的な便利性も活用して総合南東北病院さんと連携し、高度かつ専門的な医療も速やかに受ける事ができる環境を整えてまいります。
 私たちは、「全ては患者さんのために」を院是とし、郡山を中心とした地域医療に少しでも多く貢献できるよう、これからも日々努力する所存ですので、皆様の御指導御鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。

平成23年10月
南東北新生病院
院長  松本 秀一


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